Photos From Kitakyushu 野鳥 |
ヒヨドリの渡り 2007.10 |
ヒヨドリの渡り ヒヨドリは漂鳥で国内を移動します。また、留鳥のヒヨドリもいます。漂鳥は秋に本州から九州へ群れで続々やってきます。群れになるのは、ハヤブサなど天敵に襲われた場合、1羽の犠牲で仲間が助かるからです。 |
ヒヨドリは関門海峡にて本州から九州に渡ります。渡りは山の上から高い所を飛び出し、途中で海面すれすれに降ります。海面すれすれに飛べば、ハヤブサが上空から突っ込めないのです。 Canon EOS30D + EF400mmF5.6 |
漂鳥 ヒヨドリは留鳥と漂鳥がいます。漂鳥は冬場暖かい地方に移動するようです。外国から来る渡り鳥とは違います。 この漂鳥ヒヨドリが農作物を荒らすという説があります。この近くの農家ではキャベツを芯まで食べられるようです。 |
躊躇 ヒヨドリは、海を渡るとき猛禽類に狙われるのが怖いのか、一気に渡らず、戻って来たり躊躇します。 集団で渡るのは1羽が犠牲になって他が助かるためのようです。 |
渡り始めました。群れの形が竜のようなので「竜の渡り」と言われています。 |
海面へ 上空に飛び出した後、しばらくして海面近くまで降ります。 |
降りてる おりてる。 |
戻って来ました。見物人の目の前を通過しています。 |
ハヤブサが見られました。ハヤブサもこのイベントを知っているようです。 |
しばらくして再度飛び出し 今度は渡るか。 躊躇は何度も繰り返します。数も増えています。 集団が大きいときでは1,000羽を超えることがあります。ピーク時には1,000羽前後の集団が1時間で15群ほど渡ったことがあるようです。 |
上空 何回かの飛び出しで一度、私の上空を飛んでくれました。 |
また、海面に集まっています。 |
今度は渡って行きました。 |
この日、天候不良で早朝の渡りは観られず、午後過ぎまでで渡ったのは1集団だけでした。しかし、1集団の数はおよそ800羽で、集団としては大きかったです。11:00に最初に見つけ、何度も渡りを躊躇し、渡り終わったのは、12:45でした。ヒヨドリがハヤブサを恐れ躊躇しながらも命をかけて集団で渡るのはドラマチックです。 |
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