見て歩き北九州発 野鳥 一覧 タカ目タカ科 |
チュウヒ 沢鵟 Marsh Harrier Circus aeruginosus |
全長オス約48cm、メス約58cm 主に冬鳥(一部越夏繁殖) |
生息場所:夏季は北アメリカ北部やユーラシア北部で繁殖し、冬季は越冬のために南下する。 日本では主に冬鳥だが、北海道などでは繁殖しているが他にも繁殖が広がっている。湿原、河川、池沼、水田などのアシが生えた開けた場所に生息する。 習性:翼をV字形に保ってグライディングをする。ホバリングもよく行う。アシ原すれすれに低く飛ぶことが多い。食性は肉食性で、魚類、両生類、爬虫類、鳥類や小型哺乳類等を捕食する。 |
長崎県 2010.11 Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4 |
■雌雄 |
オス(左)とメス(右) オスは全体が暗褐色 ただし、色彩変異は大きい。 メスは全体的に茶褐色。体が大きく頭部が小さく見える。 虹彩が黄色でないタイプ。 (左)山口県 2008.1 (右)山口県 2006.12 SWAROVSKI STS80HD (30W) + SONY DSC-W7 |
メス2 虹彩が黄色い いかにも成鳥らしいタイプ。 メスは、体下面が一様な茶褐色が多い。 山口県 2007.12 |
幼鳥 体下面が黒褐色で虹彩が褐色なので幼鳥と思われます。 次列風切後端が綺麗に揃っているのも幼鳥の特徴。 翼先が黒いのでオス幼鳥かも知れません。 山口県 2007.12 |
成鳥のメス 顔が白っぽく、虹彩は褐色で幼鳥に見えるが、頭が小さく次列風切後端に丸みがあるので、メス成鳥と思われます。 顔が白っぽいから、幼鳥というのは、違う場合があると言われています。 山口県 2007.11 |
■夏冬 同色 ■特徴など |
顔盤が発達 正面から見ると顔盤が発達しているのがわかります。 写真の鳥は、暗褐色なのでオス 山口県 2008.2 |
V字飛行 翼をV字形にして飛ぶのが特徴です。 写真の鳥はオス、オスは風切下に横帯あり、翼先は黒っぽい、虹彩は黄色い、顔はメスより大きく見える。 山口県 2007.11 |
白い腰 腰に白い部分が見えます。これはオス成鳥の特徴です。 なお腰の白い部分が広いとハイイロチュウヒ(メスか若鳥)になります。 長崎県 2007.10 |
薄いタイプがある 全体的に薄いです。 写真の鳥はオス 長崎県 2010.01 |
薄いタイプ2 上の個体とはちょっと違います。 写真の鳥はオス 長崎県 2010.01 |
上半身が白っぽタイプ このタイプは、ハクトウワシに似ているので内輪でハクトウチュウヒと呼んだりしています。 島根県 2016.01 |
飛び立つ瞬間 脚指を広げているのが面白い(^-^; 写真の鳥はメス 山口県 2007.12 |
モビング受け カラスにモビングを受けています。 チュウヒがこの時期居るのは珍しい。2羽見られました。 チュウヒは夏少なく冬鳥といった印象が強いです。ただ、ごく一部は繁殖しているようです。 佐賀県 2007.5 |
8月のチュウヒ 頭が白く大きく幼鳥っぽい 夏の真っ盛りでも珍しく見られました。営巣していると思われます。 山口県 2008.8 |
■亜種(国内) 亜種はないが以下のタイプがある。 ・通称 国内型 褐色味がある。模様は様々。 ・通称 大陸型 初列風切に青灰色みがある、翼の鷹斑模様が多い。褐色味がない(オス)。 ・通称 中間型 初列風切に青灰色みがある、翼の鷹斑模様が多い。褐色味がある。 |
大陸型オス 頭が黒く、体は黒白っぽいまだら模様です。 もう少し黒白がはっきりしていれえば完璧だったのですけど、しかしこれもオスです。 長崎県 2010.11 |
大陸型メス 腹のはっきりした茶褐色縦斑、風切は青灰色で下面ははっきりした横帯。 長崎県 2010.01 |
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