見て歩き北九州発 野鳥 一覧 チドリ目シギ科
ヨーロッパトウネン 欧羅巴当年 Little Stint Calidris minuta  
全長約14cm 北部九州では旅鳥
生息場所:シベリアの北極圏で繁殖し、冬はヨーロッパ南部の地中海沿岸、アフリカ中南部、西南アジアの海岸部に渡り越冬する。日本では数少ない旅鳥または冬鳥で、海岸、河口に干潟に生息する。 習性:トウネンの群れに混じっていることが多い。水辺を歩き回りながら、昆虫やゴカイなどを食べる。 声:「チッ」「ピッ」

■雌雄 同色
■夏冬
説明の写真
第1回冬羽

ヨーロッパトウネンはニシトウネンとも呼ばれます。略称はヨロネン。
この個体は、特徴の眉斑が目立ちませんし副眉斑も分かりにくい。幼羽ではないのでV字斑が見えません。

佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4

※夏羽は上面と頭頂から胸側は赤褐色。

■亜種(国内) なし

■特徴など
説明の写真
(上)トウネン と比較

(下)ヨーロッパトウネン


ヨーロッパトウネンは脚が細長い。
下の写真は堤防の上から撮ったので、同じ高さで写真を撮るともっと脚が長く見えるでしょう。
そして脚が長いため、前傾姿勢が多い。特に頭が下がった状態。
体型は寸詰まり。(写真はそう見えません)
くちばしは小さく細い。(写真は長く見えすぎ)
初列風切が尾羽より突出。(幼鳥ではないので目立ちません)
大きさはヨーロッパトウネンの方がやや小さい。
ヨーロッパトウネンの喉は白い。
肩付近から喉の下への模様がトウネンよりくっきりしてて長い傾向。


佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4
説明の写真
初列風切

初列風切が尾羽より突出する傾向があるようですが、この個体は尾羽より突出していません。

佐賀県 2011.10
説明の写真
メダイチドリ(手前)

と一緒。ヨーロッパトウネンは小さいです。

佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4

ヨーロッパトウネン 全長約14cm
メダイチドリ 全長約19cm
トウネン 全長約15cm
説明の写真
正面から


佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4
説明の写真
後ろから

この個体はV字斑は見えません。
なおV字斑は幼鳥に多くトウネン幼鳥にもあるので注意が必要です。

佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4
説明の写真
伸びをする姿


佐賀県 2011.10

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4
説明の写真
何と!

こちら、ヘラシギと一緒です。
左:ヨロネン、右手前:ヘラシギ、右奥:トウネン

佐賀県 2014.9

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4
説明の写真
もう1枚


佐賀県 2014.9

Canon EOS7D + EF600mmF4 * 1.4

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