見て歩き北九州発 野鳥 一覧 ヨタカ目ヨタカ科
ヨタカ 怪鴟 Chinese Little Bittern Ixobrychus sinensis  
全長29cm 夏鳥
生息場所:夏季に中国東部、ロシア南東部、朝鮮半島で繁殖し、冬季になるとインドネシアやフィリピン、インドシナ半島へ南下し越冬する。日本では夏季に九州以北に繁殖のため飛来する夏鳥。平地から低山帯の雑木林、林縁などに生息し繁殖する。 習性:細長い翼をゆっくりはばたき、早く飛ぶ。巣らしい巣は造らず地上に産卵する。木に止まる場合も地上と同様の姿で、枝に平行に止まる。夜間に餌を採るために飛び回る。 声:「キョキョキョキョキョキョ」と早口で続ける。大きく高い声で鳴く。夜も鳴く。

■雌雄 ほぼ同色
説明の写真
予想もせず現れました。
昼間は寝ています。


福岡市 2008.5

SWAROVSKI STS80HD(30W) + Canon S80
説明の写真
少し目をあけました。

下に人が大勢見ていても気にしない様子です。

醜い鳥?(後述)

福岡市 2008.5

■夏冬 同色
■亜種(国内) なし

■特徴など
説明の写真
ヨタカは夜活動します。

でも道の真ん中でマッタリすることもあるようです。
渡りで疲れていたのかも知れません。

長崎県 2009.4

Canon EOS30D + EF400mmF5.6
説明の写真
夜はライトで目が光って見えます。

おかげで車で跳ね飛ばさなくて済みました。私の運転ではありませんでしたけど(^-^;
車が走行するので結局は退いてもらいました。

長崎県 2009.4

ヨタカの飛翔をどうぞ


ちょっとわかりにくいかも知れません。


北九州市 2008.8

ヨタカの声をどうぞ
夜8時から1時間くらいの間で鳴いていることが多い。

 ヨタカの声のみ




■ご参考

<宮沢賢治「よだかの星」・・・要約>
醜い鳥? (ネタバレご注意)

 よだかは、実にみにくい鳥です。顔は、ところどころ、味噌をつけたようにまだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。 足は、まるでよぼよぼで、一間(いっけん)とも歩けません。・・・(書き出しそのまま)
 ヨタカは、容姿が醜く不格好なゆえに鳥の仲間から嫌われ、鷹からも「“タカ”の名前を使うな!」と強要されました。
さらに、自分が生きるためにたくさんの虫を食べ命を奪っていることを嫌悪して、ついに生きることに絶望し、太陽へ向かって飛びながら、「焼け死んでもいいからあなたの所へ行かせてください」と願います。
太陽に、「お前は夜の鳥だから星に頼んでごらん」と言われて、星々にその願いを叶えてもらおうとしますが、相手にされません。
居場所を失い、命をかけて夜空を飛び続けたヨタカは、いつしか青白く燃え上がる「よだかの星」となり、今でも夜空で燃える存在となりました。


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