見て歩き北九州発　苅田山笠

　Photos From Kitakyushu　風景

苅田山笠（かんだやまがさ）
.	神幸祭 2005	灯山・旗山 2012	.

　福岡県無形民俗文化財の苅田山笠です。570年ほどの歴史があります。苅田町にある宇原神社・神幸祭の締めくくりで、岩山が苅田町役場前に並びました。鉦や太鼓の音が賑やかです。（2005.10.02）

　ちょっと紹介

宇原神社
（うはらじんじゃ）

神武天皇の父・彦波瀲武鵜茅草葺不合尊（ひこなみはのたけうがやふきあえず）、とその両親、彦火々出見尊（別名：山幸彦）、豊玉姫尊などを御祭神とする神社。

ここは厄除開運、安産祈願で有名です。

境内には、石塚山古墳（九州最大・最古の前方後円墳）から出土した「三角縁神獣鏡」が納められています。

この鏡は、女王卑弥呼が魏からもらった宝器の一部と言われています。

さて、苅田町役場前に山が到着してます。

最後？の山が到着。
各地区から１４基の山が勢揃い（山見せ）します。

山は、飾り立てを含めると高さ約１５ｍ、全長１３ｍ、重さ４トンになります。
これが解散後に勢いよくぶつかり合います、別名「けんか山笠」とも呼ばれています。

山の到着

おー！　煙を噴いています。

五穀豊穣のご祈祷
かな？

苅田山笠は、古い歴史を持ちますので、ご祈祷は、身の清む思いです。

岩山

この山は、神幸祭の締めくくりまでに３つの姿に変わります。
①夜の街を彩る「灯山（ひやま）」
　（別名：提灯山）
②赤色鮮やかな「旗山（はたやま）」
　（別名：幟山（のぼりやま））
③勇壮な飾り付けの「岩山」
の３つです。

岩山は、岩・水の流れ・屋形などを配置して風景をつくり、そこに人形を配置し、何らかの場面を表現して飾られた山笠です。
元々は博多で山笠絵師により考案されたもののようですが、博多山笠とは見た目が異なります。

　ちょっと紹介