見て歩き北九州発 野鳥 一覧 ハト目ハト科 |
アオバト 緑鳩 Japanese Green Pigeon Treron sieboldii |
全長33cm 留鳥 |
生息場所:中国、台湾、日本に分布する。落葉広葉樹のよく繁った山地の森林で繁殖し、冬は温暖な地方へ移動する。 習性:広葉樹林や針広混交林を好み、単独〜多い時は10羽程度の群れを作って行動する。植物食で果実や種子等を食べる。雌雄とも嚢( そのう)からピジョンミルクを出し雛に与えるため、年中繁殖可能。夏から秋にかけて海岸で海水を飲むことがある。水を飲むときは他の鳥と違って顔をあげずにゴクゴク飲むことができる。 声:「アーアオーアオー」 出典:図鑑等へ |
■雌雄 |
オス 翼の上面の雨覆いが赤褐色です。 ここでは何故だか街にやって来ていました。 佐賀県 2005.2 |
メス 翼の上面の雨覆いが赤褐色ではありません。 佐賀県 2005.2 |
幼鳥 : 幼鳥は、くちばしが青くなく、オスでも雨覆いの赤褐色が薄い。 |
■夏冬 同色 ■亜種(国内) なし |
■特徴など |
2羽一緒 この時期、山では良く見かけます。 「アオー、アオー」と悲しげに鳴きます。アオバトの呼称はここからきたのか。 あるいは、緑色(昔のあお)のハトだからか。 昔は緑色を「あお」で表し、青色は「瑠璃色」と表していたようです。 添田町 2008.5 Canon EOS7D + EF600mmF4L × 1.4 |
虹彩は 漫画で描いたような色です。 福岡県 2009.8 |
アオバト海水飲み |
アオバトが海へやって来ました。 福岡県 2008.8 |
アオバトが海水を飲む理由は、塩分のミネラル補給のためと考えられています。 他の鳥たちは海水は飲みません。 果実や種子等には塩分がなく、嚢( そのう)に蓄えて雛を育てるピジョンミルクに塩分が必要であるためとされています。 |
岩に止まりました。 福岡県 2008.8 |
ちょっと分かりにくいかも知れませんが、たくさん集まっています。 福岡県 2008.9 |
水際に来て・・ 福岡県 2009.8 |
海水を 飲んでいます。ハト類はクチバシを下げたまま水を飲み込むことができます。 福岡県 2009.8 |
海へ降りるのは 用心深く近所の木に止まって様子を伺っています。 福岡県 2008.7 |
何度も 海へ出ようとするのですが、引き返したりします。 おそらく猛禽類などが怖いのではないかと思われます。 ここにはハヤブサもいます。 他所では波をかぶって溺れ死ぬ危険があっても海水を飲むようです。ここでは波が荒くありませんので、 そこは良いようです。 福岡県 2008.7 |
この時はたくさん集まりました。 福岡県 2008.7 |
冬 山で群れて飛んでいるのは初めて見ました。 添田町 2014.11 |
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