見て歩き北九州発 野鳥 一覧 タカ目タカ科
ハイイロチュウヒ 灰色沢鵟 Hen Harrier Circus cyaneus  
全長オス45cm、メス51cm 冬鳥
生息場所:繁殖地は北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で、冬季は北アメリカ大陸南部から南アメリカ大陸北部、アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸中部に移動し越冬する。ヨーロッパでは周年生息する。 日本では越冬のために冬鳥として飛来するが局地的であり、個体数は少ない。干拓地などでアシの生えている場所で見られる。 習性:翼をV字形に保って、はばたきとグライディングを繰り返す。ホバリングもよく行う。食性は肉食性で両生類、爬虫類、鳥類、小型哺乳類等を食べる。 声:繁殖期以外は殆ど鳴かない。警戒音・威嚇含み、オス:「ピィヨ、ピィヨ」「ピスィー、ピスィー」、メス:「ケッケッ」「キキキキッ」。

■雌雄
説明の写真
オス

オスは白っぽく羽先が黒いので分かりやすい。

山口県 2009.11

Canon EOS50D + EF600mmF4
説明の写真
メス上面

メスは全身褐色でチュウヒに似ています。腰が白いのはチュウヒのオスに似ています。しかしチュウヒメスは腰がはっきり白い。

山口県 2007.11

説明の写真
オスメス上面


2012.1

説明の写真
メス下面

風切下面の横斑が見えれば一目瞭然です。

山口県 2008.2
説明の写真
メスとオス

ツーショット。実はメスのテリトリーにオスがやってきたので、メスがオスに威嚇しています。


長崎県 2011.12

■夏冬 同色

■特徴など
説明の写真
背景バックでオス

なかなか止まることはありません。たまーに止まったとしたら葦原の中です、残念。

山口県 2006.2

Panasonic FZ30
説明の写真
ここでは

良く飛んでいました。一度私の車のすぐ傍まで飛んで来ましたが、撮影ならずでした。

鹿児島県 2007.1

Canon EOS30D + EF400mmF5.6
説明の写真
ねぐらに

昼間途中、ねぐらに戻ってきます。

山口県 2009.11
説明の写真
ねぐら入り


山口県 2009.11
説明の写真
ねぐら入り前メス

ねぐらの周辺を周回します。
初列風切の下面は白く、尾羽には黒褐色の線が見えます。
体下面の縦斑は亜種アメリカハイイロチュウヒに似ているが断定不能。

山口県 2007.11
説明の写真
オス止まりモノ

止まりモノは珍しい。


鹿児島県 2009.12
説明の写真
止まりモノ2


長崎県 2010.12
説明の写真
止まりモノ3


大分県 2014.12
説明の写真
飛び上がったところ


大分県 2014.12
説明の写真
メスの止まりモノ


長崎県 2010.12
説明の写真
メスは

各地で結構見られます。中には近いこともあります。


長崎県 2010.12
説明の写真
地元のハイチュウ

この年は良く見られました。
ハイチュウは略称です。


北九州市 2010.1
説明の写真
地元のハイチュウ2

上の場所から南へ20km以上の場所で見られました。このとき、上の場所では見られなかったとか。20kmくらいは移動するのか。


北九州市近郊 2010.3
説明の写真
オス上面

こういうアングル、面白いかも。
ところで、「オオハイチュウ」という言われ方の鳥がいますが、これはアオサギのこと。遠くから見ると似ているためです。俗語です。

大分県 2012.1
説明の写真
内陸部のハイチュウ

内陸部にもハイチュウはいることは気づきませんでした。干拓地ばかりかと思っていました。
ここでは4月、まだいます。


熊本県 2008.4
説明の写真
メスの威嚇

メスのテリトリーにチュウヒ国内型がやってきたので、メスがチュウヒ国内型に威嚇しています。


長崎県 2011.12
説明の写真
メスの威嚇2

メスのテリトリーにチュウヒ大陸型がやってきたので、メスがチュウヒ大陸型に威嚇しています。


長崎県 2011.12

■亜種
C.s.cyaneus  亜種ハイイロチュウヒ 英名:Hen Harrier 上記
C.s.hadosonius  亜種アメリカハイイロチュウヒ 英名:Northern Harrier オス:体下面や次列風切上面に小さな黒っぽい斑点がある。メス:体下面に大きな茶褐色の縦斑がある。

HOME  RETURN
Copyright 2002〜 見て歩き北九州発 All Rights Reserved