見て歩き北九州発 野鳥 一覧 チドリ目チドリ科
ハジロコチドリ 羽白小千鳥 Ringed Plover Charadrius hiaticula  
全長19cm 北部九州では冬鳥
生息場所:ユーラシア大陸の北極圏で繁殖し、冬期は西アジアからアフリカ中南部に渡りを行い越冬する。日本へは旅鳥または冬鳥として渡来するが稀である。干潟や埋め立て地の水たまりに生息する。 習性:シロチドリの群れに混じっていることが多い。ゴカイを好む。 声:「ピューイ」 出典:図鑑等へ

■雌雄
■夏冬
説明の写真
オス夏羽

夏羽は顔や胸が黒っぽく、くちばし基部はオレンジ色になります。

北九州市 2014.4

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
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オス冬羽

冬羽では似ているコチドリと違って黄色いアイリングが目立ちません。また足はオレンジ色でコチドリとは異なります。
飛翔時には上面に白い翼帯が出るようです。

福岡市 2005.12

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1
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メスか若鳥

こちらは色が薄いのでメスか若鳥のようです。

幼羽なら翼に淡い羽縁があるのだが、この角度はわかりにくい。

福岡市 2005.12

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1

■特徴など
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斜め前から

数の多いシロチドリに似ていますが、ハジロコチドリは脚の色が黒でなくオレンジ色(これは淡く黄色)です。ここでは1羽だけいました。

佐賀県 2020.03
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正面

福岡市 2005.12
説明の写真説明の写真
ハジロコチドリ(左) と シロチドリ(右) 比較
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ハジロコチドリ(左奥)
シロチドリ(右手前) 

似た者同士が並んでいます。

佐賀県 2020.03
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ハジロコチドリ紛らわしい個体

この個体は黄色いアイリングがあり、イカルチドリにも見えて紛らわしい個体です。
専門家に確認してハジロコチドリと分かりました。確かに海岸線にいましたからイカルチドリとは生息域が異なります。
ハジロコチドリにアイリングが全くない訳ではないようです。

山口県 2009.9

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
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2年連続

地元に2年連続出現したハジロコチドリです。
春が来てくちばし基部が橙色になるのを楽しみにしています。

北九州市 2014.12
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シロチドリ(右)

と一緒。ここはシロチドリは多いのですが、そのうち1羽のシロチドリとずっと一緒でした。

北九州市 2014.12

■亜種
 ・C. h. tundrae  日本で見られる亜種
 ・C. h. hiaticula  基亜種
 ・他1亜種

 ※ 似た種で、ミズカキチドリ(北米)がいます。同一種とされたこともあったようです。
    ハジロコチドリやりやや小さく嘴も短いです。
    足指内側に水掻きがありますが小さくほとんど見えません。
    (足指外側には両方ともはっきりした水掻きがあります。)
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ミズカキチドリ疑い
とされた個体
しかし違ったようです。

ミズカキチドリの識別点に、「眼先の黒色部は上嘴側だけに及び口角には及ばない」とされているのが誤解になったようです。
他には、くちばしの大きさやミズカキの大きさも識別点がありますから総合判断が必要なのでしょう。

岐阜県 2018.12
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水掻き

右の水掻きはハジロコチドリにもある水掻き
左の水掻きが大きければミズカキチドリ

岐阜県 2018.12
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ハジロコチドリ

くちばしの大きさはミズカキ疑いと大きく違わないようです。
ミズカキチドリ似の個体が居る所に4〜5羽いました。
ハジロコチドリがこんなにいるのは驚きました。

岐阜県 2018.12

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