見て歩き北九州発 野鳥 一覧 タカ目タカ科
イヌワシ 狗鷲 Golden Eagle Aquila chrysaetos  
全長75-95cm 翼開張168-220cm 留鳥(特定地域)だが国内希少
生息場所:アフリカ大陸北部、北アメリカ大陸北部、ユーラシア大陸に広く分布し、日本では本州・九州・四国の山岳地帯に生息する。切り立った崖に営巣するものが多い。個体数はかなり少ない。 習性:ノウサギ、ヤマドリ、アオダイショウなどを捕らえる。翼を浅いV字形に保ってグライディングで飛ぶことが多い。 声:「ピーウ」「ポイヨー」 出典:図鑑等へ

■雌雄 ほぼ同色
説明の写真
若鳥

翼下面や下尾頭に白い部分が見えるので若鳥のようです。


岐阜県 2009.9

Canon EOS30D + EF400mmF5.6

■夏冬 同色
■特徴など
説明の写真
大きい

大きいので人の子をさらうこともできるようです。
実際に子供がさらわれそうになった海外の映像を見たことがあります。
昔の神かくしはイヌワシのせいだったのでは?とも言われています。


岐阜県 2009.9
説明の写真
切り立った崖とか好き

この岩には2羽いました。
※イヌワシのイヌは下級の意味で、尾羽が矢羽として価値が低いことに由来する説があるようです。

天狗のモデルがイヌワシ(狗鷲)とする説もあります。

岐阜県 2009.9
説明の写真
 飛び立ちの様子  岐阜県 2009.9

イニワシは本来、草原のような開けた場所で狩りをするらしい。日本では森林に生息していますが、昔は草地があったり、薪・木炭使用により少し開けた場所があったようです。今は人工林やダム・林道など、その環境が変化し、今では400〜500羽しかいないとされています。第2のトキ(国内絶滅)とならないよう自然保護等に関心を持っていきたいものです。


■亜種
 ・A.c.japonica  日本と朝鮮半島の亜種、最も小型
 ・A.c.daphanea  ヒマラヤ、中央アジア周辺の亜種、最も大型
 ・A.c.homeryi  地中海沿岸周辺の亜種
 ・A.c.chrysaetos  イギリス北部からスカンジナビア半島、ロシア西部に生息する亜種
 ・A.c.canadensis  北アメリカおよびロシア東部の亜種

HOME  RETURN
Copyright 2002〜 見て歩き北九州発 All Rights Reserved