見て歩き北九州発 野鳥 一覧 スズメ目ヒタキ科
キビタキ 黄鶲 Narcissus Flycatcher Ficedula narcissina
全長13.5cm 夏鳥
生息場所:サハリンから日本列島全土とその近隣、中国の一部地域で繁殖し、冬期はフィリピンやボルネオ島などの東南アジアへ渡りを行い越冬する。日本では夏鳥として渡来し、平地から山地のよく繁った広葉樹林に生息する。渡りの時期には市街地の公園、住宅に庭などでも見られる。 習性:林の空中で昆虫を捕らえる。声:地鳴き:「ピッピッ」、「クリリ」、さえずり:「ポーピッピッコロ」「オーシツクツク」「コッチコーイ」・・かん高い声で変化に富む 出典:図鑑等へ

■雌雄
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オス

これは、さえずっていませんでした。静かに黙ってチョロチョロしていました。

北九州市 2005.4

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1
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正面から

これも、さえずっていませんでした。

福岡市 2009.4
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メス

上面はオリーブ色がかった褐色。喉と腹はオリーブ色がかった淡黄白色。

長崎県 2006.9
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オス若か

キムネビタキでは?との話がありましたが、普通のキビタキの要素が多く見られますので、キビタキオス若としました。

長崎県 2017.4
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幼鳥

幼鳥は斑でブツブツに見えます。下の第1回冬羽同様に雨覆に淡色の羽縁があります。

北九州市 2005.6
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幼鳥2

少し大きくなっていますがブツブツは見えます。

長崎県 2011.8
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第1回冬羽

雨覆に淡色の羽縁があります。

長崎県 2006.9
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第1回夏羽

眉斑後ろ側が黒くなっていません。

山口県 2007.4

■夏冬 同色
■特徴など
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体を横に

寝かせた姿勢で止まる傾向があります。
秋の渡りで見られました。

長崎県 2006.9
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春の渡りで見られました。

北九州市 2006.4


キビタキはコジュケイのような「こっち来ぉーい」と聞えることがあるので、紛らわしい。

キビタキの声


この声は違うバージョンです。
広島県 2010.6

キビタキのメスはしばしばオオルリのメスと見分けがつきにくいことがあるので写真をたくさん載せておきましょう。


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メス2


長崎県 2011.8
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メス3

これは全身がオリーブ色に見える。下面は黄色のようでもあり、キムネビタキのメスか第1回夏羽に似ている。

長崎県 2011.8
説明の写真
(参考)オオルリのメスか

キビタキっぽい姿勢だけどオリーブ色(緑がかった色)には見えない。
くちばしの先端が曲がっている。

北九州市 2005.4

■亜種
F.n. narcissina  亜種キビタキ 日本全国
F.n.owstoni  亜種リュウキュウキビタキ 宮古列島・八重山列島、オスの上面がオリーブ色を帯びる。別種とする海外図鑑もある。
F.n.jakuschima 
F.n.shonis 
F.n.owstoni 
亜種ヤクシマキビタキ
亜種アマミキビタキ
亜種リュウキュウキビタキ
上記の亜種リュウキュウキビタキは左記3亜種とされる説がある。
F.n.elisae  亜種キムネビタキ 中国東北部やタイなど、下面が黄色っぽい。鳴き声の違いから別種とされる説もある。

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