見て歩き北九州発 動物 ダツ目メダカ科
メダカ 目高 Japanese ricefish、medaka  Oryzias latipes  
体長:オス3cm程、メス3.5cm程 夏頃に孵化する
生息場所:日本、台湾、朝鮮半島、中国、ベトナムなどに分布し、流れのゆるい小川や水路などに生息する。最近は減少している。 習性:動物プランクトンなどを食べる。蚊の幼虫ボウフラも食べるため、益魚とされている。また、飼育が簡単なため金魚同様に観賞魚としても、古くから親しまれてている。
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トンボの多い池にいました。ここは良い環境なのでしょう。

外来種のカダヤシがそっくりですが、これは褐色味がありますのでメダカの可能性が高いです。

メダカは尾びれが角っぽく、カダヤシなら尾びれが比較的丸いです。 尻びれも違いますが見えにくいので、尾びれだけでも撮っておけば良かった。 カダヤシを知ったのは後の話でした。

大分県 2006.11
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ふ化したばかりのメダカの類か、透明です。

オタマジャクシが異様に大きく見えます。

佐賀県 2006.9

<メダカの種類>
野生型 クロメダカ 体色はこげ茶色
突然変異型 ヒメダカ 体色は橙色
突然変異型 シロメダカ 体色は白色
突然変異型 アオメダカ 体色は青色
突然変異型 透明メダカ 体が透けてみえる。
突然変異型 アルビノ(白子) 体色は白色、眼が血液の色で赤い。
人為的 光るメダカ 発光遺伝子を持つ。
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メダカ横姿


苅田町 2012.11
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メダカ横姿アップ


山口県きらら浜自然観察センター飼育 2012.10
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カダヤシ(オス)


山口県きらら浜自然観察センター飼育 2014.9
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カダヤシ(メス)


山口県きらら浜自然観察センター飼育 2014.9

<注意点>
メダカ 尾びれが角っぽい。 絶滅危惧II類(VU) 特に法規制はないが、絶滅危惧種なので、もし将来、種の保存法(略称)に指定されれば、捕獲、採取、殺傷又は損傷をしてはならない。また絶滅危惧種は各自治体の条例により規制される場合もあるので注意が必要です。
生息水域ごとの遺伝的な違いがあるので、遺伝子汚染させないために、勝手に放流するのは控えるべき。
カダヤシ 尾びれが比較的丸い。 外来種 外来生物法(略称)により、飼養、保管、譲渡、運搬、輸入等が規制されている。
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<メダカの起源と拡散ルート> 岡山大の研究 2018より
南日本グループ 北部九州が起源で、約51万年前に大きく二手に分かれた。沖縄まで南下したものと山陽・四国から本州の太平洋側を岩手まで北上し、一部は山陰側から但馬丹後地方に至った。
北日本グループ 但馬丹後地方にいたメダカが日本海側を北上し、青森に至ったらしい。
東韓国グループ  − 
西韓国/中国グループ  − 

<メダカ減少の主な原因>
農薬の使用や生活排水などによる環境の悪化。
護岸工事や水路の整備などによる流れの緩やかな小川の減少。
繁殖力の強い外来種(ブルーギルやカダヤシなど)による影響
メダカは水田のような一時的水域に侵入して繁殖する性質が強く、近年の農地改良に伴う用排分離により、 用排水路から繁殖時に水田内に進入することが困難になっている。

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