見て歩き北九州発 野鳥 一覧 スズメ目ヒタキ科
オジロビタキ 尾白鶲 Red-breasted Flycatcher Ficedula parva  
全長11.5cm まれな冬鳥あるいは旅鳥
生息場所:ユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、冬期はインドや東南アジア方面に渡り越冬する。日本では旅鳥または冬鳥として渡来するがまれである。単独で観察されることが多い。広葉樹で見られることが多い。 習性:尾を立てる動作をしばしば行う。 声:「ヴィヴィヴィッ」「ジジジ」「ティティティ」 出典:図鑑等へ

■雌雄

オジロビタキは2亜種あり、ユーラシア大陸の東に分布する亜種オジロビタキの方が日本に近いのに、何故か日本に現れるのはユーラシア大陸の西部に分布する亜種ニシオジロビタキが多い。日本産鳥類目録改訂第7版ではニシオジロビタキは検討種となっている。以降メインは多い方の亜種ニシオジロビタを掲載します。

説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(オス)

喉に橙色が胸までかかっています。

鹿児島県 2007.1
SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1
説明の写真
後ろ姿

上と同じ個体

鹿児島県 2007.1
説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(オス若)

橙色が薄く狭いのでオス若ではないかと思われます。

福岡県 2007.1
説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(メス成鳥?)

胸の白さ及び頭と目のバランスからメス成鳥のように見えます。
同じ公園でオジロビタキを2羽見ました。

佐賀県 2006.1
説明の写真
上と同じ

別角度。
これは、下の第1回冬羽を最初に見てから、その後、違う公園からやってここに来ていたようです。

佐賀県 2006.1
説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(第1回冬羽)

胸の色、頭と目のバランスから第1回冬羽のようです。
昨年11月に来た時は薮の中ばかりでした。今は慣れてきたのか姿を現すようになり人気者です。

佐賀県 2006.1
説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(第1回冬羽)アップ

胸に僅かに色がついています。 オス(幼鳥)かも知れないと思いましたが、換羽するので、この色は意味がないようです。
オスかメスか気になります。

佐賀県 2006.1

■夏冬 同色
■特徴など
説明の写真
尾を上下

するのが特徴です。
オジロビタキの尾動画をどうぞ
小さな声で「ヒツヒツヒツッ」と鳴くのが探す目安になりました。

佐賀県 2007.1
説明の写真
梅とオジロビタキ

何だ近くにも来ているではありませんか。
まれな鳥ですが、出る時には出るようです。

福岡県椎田町 2007.2
説明の写真
梅も終わり頃

梅も終わり頃ですが、冬鳥オジロビタキは、ずっと居てくれています。

佐賀県 2006.3
説明の写真
亜種ニシオジロビタキ
(オス)

ここにもやって来ました。

大分県 2009.2

■亜種(識別はあくまで傾向)
F. p. albicilla   オジロビタキ ユーラシア大陸東部で繁殖、分布は近いが日本にやって来るのは珍しい。 下くちばしが黒い。オスの喉の橙色は範囲が狭い。上尾筒は黒く、腰の灰色部分とのコントラストが強い。胸に灰色の帯がある。地鳴きは「ジジジ」 出典:図鑑等へ
F.p.parava   ニシオジロビタキ ユーラシア大陸西部で繁殖、分布は遠いが日本では時々見られる。 下くちばしが肉色。オスの喉の橙色の範囲は広く胸に達する。上尾筒は灰色がかり、腰との境界が曖昧。脇から胸〜体全体にバフ色。地鳴きは「ティティティ」 出典:図鑑等へ

説明の写真
亜種オジロビタキ
(メス)

日本では珍しい方のオジロビタキです。
下くちばしが黒いです。上尾筒は黒く腰との境が明瞭。
ちなみにオスの喉の橙色は範囲が狭く境が明瞭。

大阪府 2019.2
説明の写真
尾を上げたところ

亜種オジロビタキです。

大阪府 2019.2
説明の写真
翼を上げたところ

亜種オジロビタキです。

大阪府 2019.2

 ・オジロビタキ採餌

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