見て歩き北九州発 野鳥 一覧 スズメ目スズメ科
スズメ 雀 Tree Sparrow Passer montanus  
全長約14.5cm 留鳥
生息場所: ユーラシア大陸の広い範囲に分布する。ただしあまり寒い地方にはいない。またインドにはほとんどいない。 ボルネオ島など熱帯または亜熱帯の地域にも分布域がある。 アメリカでは移入されたが、広範囲に分布するイエスズメとは対照的に、スズメの分布域は広がっていない。 ヨーロッパでは都市部にはイエスズメがいて、農耕地帯にスズメがいる。 東アジアでは農耕地から都市部などのヒトの生活の傍で見られる。 日本では全国で見られる。ただし、いくつかの離島には分布していない。 生息地は、人の居住域付近であり、一年中見られる留鳥または漂鳥。  習性:秋冬には農耕地や草原、アシ原などに群れで見られ、林や竹ヤブをねぐらにする。人間が住み始めた集落にはスズメも居着き、逆に人間が離れ集落が無人になるとスズメも見られなくなるという傾向がある。 声:「チュン チュン」、「チュッチュッ」、さえずりは「チリッチョン チリッチョン」、「ツイツイコロコロ」、その他いろいろ。

■雌雄 同色
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誰もが知っている良くいる鳥なので、綺麗に撮ってみましょう。

北九州市 2004.12

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1
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幼鳥

頬は黒くなっていますが、くちばし基部が淡黄色です。

山口県 2006.8
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幼鳥2

頬は黒くなっていません。

北九州市 2011.8

■夏冬 同色
■特徴など
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スズメに似た鳥に

ニュウナイスズメがいます。
ニューナイスズメと違って、スズメは頬に黒斑があるのが特徴です。


椎田町 2004.4
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よく見ると綺麗かも?

大きな猛禽類やヘビなどに狙われにくいように人家軒下などに巣を作ります。

北九州市 2003.9

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + Nikon COOLPIX4300
説明の写真説明の写真
飛翔  豊津町 2003.6 Canon EOS5 + EF75-300mm F4-5.6IS
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桜の木の下でもっぱら動物性蛋白源摂取中


椎田町 2004.4
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ここで葦の穂を食べていました。

非繁殖期なので、大きな群れでいました。

朝倉市 2006.12
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紅葉バックで

佐賀県 2005.11
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巣?

巣材らしきものを加えています。

山口県 2006.4
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おやおや

こんな所で。

熊本県 2013.4
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冬、田畑では群れています。 鹿児島県 2009.2


■亜種
 P. montanus. montanus  基亜種、ヨーロッパ〜アフリカ北部、モンゴル北部、満州、オホーツク海
 P. montanus. transcaucasicus  コーカサス南部
 P. montanus. dilutus  トランスカスピア〜パキスタン西部、ゴビ砂漠、中国西部
 P. montanus. dybowskii  アジア東部(アムール川下流〜満州、朝鮮北部)
 P. montanus. kansuensis  中国西部
 P. montanus. iubilaeus  中国東部
 P. montanus. obscuratus  ネパール〜インド北東部、ミャンマー、中国西・中部
 P. montanus. saturatus   亜種スズメ、千島列島、日本、韓国、琉球諸島、台湾、中国南東部
 P. montanus. malaccensis  ミャンマー中部、マラヤ、海南島、ベトナム、インドネシア西部
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<スズメの声の例> スズメの鳴き声は実は様々です。以下は、あくまでも聞こえた印象です
3月朝活気あり 「ピロウチョッ、チャチャ」 出典:図鑑等へ 歌っているよう
3月朝静か 「ピチチチ、フィッ」 出典:図鑑等へ 小さく
求愛 「チューチン チョンチー ツィーン チョチーン」 出典:図鑑等へ  
外敵警戒 「ジジジジジジッ」 出典:図鑑等へ 高い声で短い
威嚇 「チュン! チュン! チュン!」 出典:図鑑等へ 声高に鳴く
怒る 「ジュウ ジュウ ジュウ」 出典:図鑑等へ  
恐怖 「ジュクジュクジュクジュク」 出典:図鑑等へ 速く鳴く


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