見て歩き北九州発 動物 コウチュウ目(鞘翅目)テントウムシ科
テントウムシ 天道虫・紅娘・瓢虫 Ladybird, ladybug, lady beetle Coccinellidae  (目)
体長:4mm-10mm 4月〜10月
 テントウムシはテントウムシ科に分類される昆虫の総称。名前は、太陽に向かって飛んで行くことから、太陽神の天道から付けられた。強い刺激を受けると偽死をし、さらに関節部から臭い体液を分泌し、外敵を撃退する。色鮮やかさは異臭とまずさを警告する警戒色で、鳥などはテントウムシをあまり捕食しない。肉食性のテントウムシは益虫。
説明の写真
ナナホシテントウ
(七星瓢虫)
Seven-spot ladybird
Sevenspotted lady beetle
Coccinella septempunctata

朝倉市 2007.1
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ナナホシテントウ

ホシが7つあります。
代表的なテントウムシです。

上と同じ場所
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裏側


上と同じ場所
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ナミテントウ
(黒地に星2個)
Harmonia axyridis

農薬の変わりになる益虫。
2つ紋や4つ紋多くの紋、赤や黄色の無地など体色に多くの変異がある。

大分県 2012.6
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ナミテントウ
(黄色地に星たくさん)


大分県 2012.6
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カメノコテントウ
(亀子瓢虫)
Aiolocaria hexaspilota

体長11〜13ミリメートル。

大分県 2012.6

<主な種類>
肉食 ナナホシテントウ アジア〜ヨーロッパ〜アフリカまで広く分布する代表的なテントウムシ。日本でも多い。7つの黒い紋がある。
肉食 ナミテントウ アジアに広く分布しナナホシテントウと並ぶ代表的な種類。 黒地に2つの赤い紋、黒地に4つの赤い紋、赤や黄色に多くの紋、赤や黄色の無地など体色に多くの変異がある。
肉食 ダンダラテントウ ナミテントウよりやや小型。翅は黒地に赤い紋が4つあるが、ナミテントウにも似た模様のタイプがいるので区別がつけにくい。
肉食 カメノコテントウ やや大型のテントウムシ。翅は黒地に橙色の模様があるが、これがカメの甲羅の模様にも似ていることからこの和名がある。
肉食 ヒメカメノコテントウ カメノコテントウに似た小型の種類。
肉食 オオテントウ 大型のテントウムシだが、生息数は少ない。
肉食 ベダリアテントウ 小型のテントウムシ。翅は赤く、黒い模様がある。 オーストラリアに分布するが、カイガラムシ駆除のために日本に持ちこまれた外来種。
肉食 アカホシテントウ 梅の木に付く。赤い紋がルビーのように見える。
菌類食 キイロテントウ 胸部は白地に2つの黒い斑点があるが、翅は和名どおり黄色一色である。
菌類食 シロホシテントウ 地に白っぽい斑点がある。
草食 ニジュウヤホシテントウ 鞘翅に毛が多くツヤがない。 北海道以南から東南アジアまで分布 集団でナスやジャガイモの葉を食べるため、害虫として扱われる。 別名「テントウムシダマシ」(テントウダマシ科ではない)
草食 オオニジュウヤホシテントウ 淡い褐色の地に28個の黒い点がある。 寒冷地に進出しており、沿海州周辺まで分布 集団でナスやジャガイモの葉を食べるため、害虫として扱われる。 別名「テントウムシダマシ」(テントウダマシ科ではない)
草食 ヤマトアザミテントウ   
草食 エゾアザミテントウ  
草食 ルイヨウマダラテントウ オオニジュウヤホシテントウに近縁な日本固有種 アザミなどのキク科、ルイヨウボタンなどのメギ科植物の葉を食べる。 関東地方などでは害虫化している例もある。 本州と北海道の大部分にはいずれかが生息しているが、九州と四国からはこれまで見つかっていない。
草食 ツシママダラテントウ シナマダラテントウの亜種とされ、日本では対馬でのみ見られる。
草食 ジュウニマダラテントウ 沖縄諸島に見られる。
草食 ミナミマダラテントウ 与那国島などの八重山諸島に見られる。最近南方から侵入・定着したと考えられる。
草食 トホシテントウ 北海道南部以南の日本全国と中国に分布する。
 ※草食系は害虫

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