見て歩き北九州発 野鳥 一覧 チドリ目カモメ科
ズグロカモメ 頭黒鴎 Chinese black-headed Gull Larus saundersi  
全長32cm 冬鳥
生息場所:黄海や渤海沿岸(韓国と中国の間の沿岸)で繁殖し、冬季になると大韓民国や中華人民共和国南東部・台湾・日本・ベトナムで越冬する。日本には冬季に越冬のため主に九州に飛来するが、本州西部・四国・沖縄県でも少数が越冬する。海岸、河口の干潟に生息する。世界的には少ないが、九州北部には多い。 習性:ある高さを水平に飛びながら餌を見つけ、急降下して干潟上に降りて捕らえる。群れをつくることもあり、他のカモメ類の群れに混じる場合も多い。 声:「ギリッ ギリッ」 出典:図鑑等へ

■雌雄 同色
■夏冬
説明の写真
夏羽

世界的には少なく貴重な鳥です。しかし、九州北部には多いです。夏羽になると北に帰るので、頭黒が見られる期間は短いです。

佐賀県 2006.3

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1
説明の写真
冬羽

ユリカモメと似ていますが、こちらは、くちばしが黒くて短い。
北九州市には、11月3日頃やってきました

北九州市 2003.11

SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + Nikon COOLPIX4300
説明の写真
第1回冬羽

第1回冬羽は翼に茶色部分が残ります。
ズグロカモメは他のカモメ類と違って第1回冬羽までしかありません。

ズグロカモメは、カニが好きです。

北九州市 2005.11

■亜種(国内) なし
■特徴など
説明の写真
特徴は

頭が黒くなることです。ただし、黒くなるのは繁殖前の時期で、黒くなるとすぐ繁殖地へ渡るので、黒い姿を見る機会は少ない。
世界的には超希少種です。一時期最低では世界で約2,000羽まで落ち込み、今では約8,000羽まで持ち直したようです。

佐賀県 2020.3
説明の写真 説明の写真
(左)ズグロカモメ
(右)ユリカモメ

似ていて数の多いユリカモメも頭が黒くなりますが、ズグロカモメは首近くまですっぽり黒く、ユリカモメは顔前面付近までしか黒くなりません。
説明の写真 説明の写真
(左)ズグロカモメ
(右)ユリカモメ

飛翔時の違い。
くちばし以外は分かりにくい。
説明の写真
換羽中1

頭が黒くなりかけです。
カニを捕まえています。

熊本県 2011.2
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換羽中2

頭が白黒まだらで換羽中です。
カニを捕まえています。

佐賀県 2006.3
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換羽中の飛翔


佐賀県 2006.3
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幼鳥の飛翔

幼羽の茶色い部分が良く見えます。


山口県 2009.11

Canon EOS30D + EF400mm F5.6
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ダイビングの瞬間

上からダイビングして水中のカニを捕まえます。

熊本県 2011.2

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
説明の写真
ダイビング2


熊本県 2015.12

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
説明の写真
カニを捕まえました。


熊本県 2011.2

説明の写真
カニを飲み込んだところ。


熊本県 2011.2

説明の写真
帰る日が近い

3月上旬には夏羽になり、下旬頃帰ります。


佐賀県 2006.3

Panasonic FZ30
説明の写真
上面

頭黒状態は日本では期間が短いのであまり見られません。


佐賀県 2006.3

Panasonic FZ30
説明の写真
飛翔

下から


熊本県 2015.12

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
説明の写真
4月も中旬になりますがまだ居ました。
しかも冬羽のままです。

佐賀県 2006.4

Panasonic FZ30

ズグロカモメ


動画でどうぞ。

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