見て歩き北九州発 野鳥 一覧 ツル目ツル科
ナベヅル 鍋鶴 Hooded Crane Grus monacha  
全長96cm 冬鳥
生息場所:中国北東部・シベリアなどで繁殖し、冬になると日本・韓国南部、中国揚子江下流へ南下し越冬する。全体の90%近くが鹿児島県出水市で冬を越すと言われているが、分散化計画により山口県熊毛町にも定期的に飛来する。水田の刈跡、畑地などに生息する。 習性:食性は雑食、出水では小麦やイワシなどが給餌される。越冬地では、雌雄2羽もしくは家族として3-4羽で群れる。 声:「コォーォ」「クォーォ」若鳥は「ピー」 出典:図鑑等へ

■雌雄 同色
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成鳥


鹿児島県出水市
2004元旦

KOWA TSN-664(30*W) + Nikon COOLPIX4300

出水市のツルの3/4がナベヅル。 出水市ではツル類が冬に1万羽余り飛来します。ナベヅルは世界のナベヅルの8〜9割が集まっていると言われています。
期間は10月中旬から3月下旬まで。


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成鳥(左)

幼鳥(右)

顔アップ

出水市
2004元旦

■夏冬 同色
■亜種(国内) なし

■特徴など
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ツルの愛情

ツルは一度つがいになると、ほとんどの場合、相手が死ぬまでその相手と夫婦を続けることが知られています。
相手が死んでもその場をなかなか離れないこともあるようです。
<ツルの愛情物語>
以前、ツル博物館「クレインパークいずみ」で聞いた話です。

昭和48年12月出水市での出来事で、一羽の羽が傷ついたオスの鶴がいてその鶴を保護をしたところ 相手のメス鶴が心配をして上空を旋回しながら鳴いていました。 その後もお互いが鳴きあいこの夫婦鶴は別々な場所で冬を越すことになり、3月に入って他の鶴がシベリア に帰っても夫婦の相手は保護された鶴が心配で5月まで出水市に残っていたそうです。
その年の冬にふたたび第一陣としてやって来た相手の鶴は夜の11時頃、保護舎上空を旋回しながら鳴いていました。 その頃にはオスの鶴も元気になり、放してやると夫婦は共に冬を過ごして、3月には仲間と一緒にシベリアに帰って行ったそうです。

良い話です。


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家族

こちらは山口県の家族です。
越冬地では、雌雄2羽もしくは家族群として3〜4羽で一緒います。
出水市ではあまりに多すぎて家族の単位が分かりにくいですが、ここでは良くわかります。

周南市八代盆地 2005.12

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飛翔び姿・成鳥

鳴きながら飛んだりします。

出水市 2005.12

Panasonic FZ30
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飛翔・幼鳥

幼鳥も遠くから良く飛んできたのです。
力強さには驚きます。

出水市 2007.1
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のび

出水市 2008.12
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水浴び

出水市 2008.12
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水浴び2

出水市 2009.2
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朝日

鶴と朝日もどうぞ


出水市 2008.12
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発信機

こちらは背中に発信機が着いています。調査のお役目ごくろうさまです。

出水市 2013.1

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
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飛翔してても発信機

がよく見えます。

出水市 2013.1

Canon EOS7D + EF600mmF4L * 1.4
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流し撮り1

img_9277a-s.jpg
出水市 2016.12

Canon EOS7D + EF500mmF4L * 1.4
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流し撮り2大勢


出水市 2016.12

Canon EOS7D + EF500mmF4L * 1.4
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北帰行1

出水平野を出たところ。

鹿児島県長島町 2016.12

Canon EOS7D + EF500mmF4L * 1.4
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北帰行2

長島町内上空を天草方面に向かうところ。

※中央付近に1羽、ナベクロヅルが混じっているようです。

鹿児島県長島町 2016.12

  北帰行について
  ・マナヅル 2月上旬〜3月中旬
  ・ナベヅル 3月上旬〜3月下旬
  小集団で「コォーォ」「クォーォ」と鳴きながら飛んで帰ります。

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北九州上空を

飛んで行きました。

北九州市 2008.11

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ナベクロヅル(交雑種)


ナベヅル×クロヅルの交雑種(左)
ナベクロヅル詳細

繁殖地がシベリアの一部でクロヅルと重なっているようです。

出水市 2009.2

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