見て歩き北九州発 用語説明
鳥の各部名称  Each part name of a bird
各部、翼、顔、脚、種個別の名称
 野鳥を識別する場合、各部の名称を知らなければ、特徴を言い表せません。また説明されてもわかりません。各部の名称を覚えましょう。
■各部名称
説明の写真
部位名称とよみ
・くちばし、ほお、のど
・肩羽(かたばね)
・雨覆(あまおおい)
  小雨覆、大雨覆
  初列雨覆
・風切(かぜきり)
  三列風切、次列風切
  初列風切
・尾、下尾筒(かびとう)
・わき、腹
■翼の名称
説明の写真
 小翼羽(しょうよくう)、中雨覆、P1,P2,P3,,P10,S1,S2,S3,,,S7,T1,T2,T3
■顔の名称
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部位名称とよみ
・眼先線(めさきせん)
・顎線(がくせん)
・頭頂(とうちょう)
・眉斑(びはん)
・過眼線(かがんせん)
■脚の名称
説明の写真
趾(あしゆび)は、4本が基本形です。
チドリ類は砂の上を素早く走るため、後趾が退化しています。
説明の写真
後趾(
タヒバリ(やツメナガセキレイなど)の後趾は長い。
説明の写真
かかと
折れ曲がっている部分は、膝(ひざ)のように見えますが、踵(かかと)です、膝は見えていません。

体側から
・脛(すね)
・踵(かかと)
・ふ蹠(ふしょ)・・趾(あしゆび)上部まで
■種個別の名称
 ■冠羽
 冠羽(かんう、かんむりばね)は、頭部からはえている冠状の羽のこと
説明の写真 説明の写真 説明の写真 説明の写真
ヒバリ ミヤマホオジロ コサギ夏羽 タゲリ
説明の写真 説明の写真 説明の写真 説明の写真
カンムリカイツブリ ヒレンジャク ヤツガシラ クロツラヘラサギ夏羽
 ■頭央線
説明の写真
頭央線(とうおうせん)は、頭頂の中央部分

センダイムシクイ、コジュリン冬羽などは、頭中線がポイントになります。
 ■アイリング
説明の写真
アイリングは、目の周りの部分

コチドリは黄色いアイリングが目立つ。
(イカルチドリは目立たない)
 ■額板
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額板(がくばん)は、鼻にあたる部分

オオバンなど
 ■飾羽
説明の写真
飾羽(かざりばね)は、体から出る綺麗な羽

チュウサギ夏羽など。
 ■翼鏡
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翼鏡(よくきょう)は、淡水ガモによく見られる次列風切の模様のこと

 ■エクリプス(オスの非繁殖羽)
説明の写真説明の写真説明の写真
マガモのオス、メス、エクリプス  エクリプスはくちばしがオスを現しています。
 ■サブターミナルバンド ・・・ 幼羽にある
    サブターミナルバンドは、1枚毎羽縁の内側に沿って現れる別色の帯状の模様のこと。類似種との識別点にも成り得る。
説明の写真説明の写真
  オジロトウネン(他コオバシギ、コアオアシシギ) 写真の赤い部分
 ■初列風切の突出とは
説明の写真説明の写真
 (左)コサメビタキ、 (右)サメビタキ
 識別の際、ときどき「初列風切の突出」という言葉が出てきます。
 上の場合サメビタキの初列風切は突出が大きくなっています。
 <注意点>
 ・初列風切の突出は、換羽が完全な個体での比較が前提。
   次列や3列の風切が換羽中は初列が突出して見える。
 ・初列風切の突出は、傾向として成鳥より幼鳥の方が突出する。
 ・初列風切の突出は、傾向のひとつである。あくまで傾向。


 各部名称は図鑑を見ながら写真に当てはめましたが、写真では見えない場合や鳥の種類によって名称が適当でない場合など間違いがありましたらメールいただければありがたいです。
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