見て歩き北九州発 野鳥 一覧 スズメ目ムシクイ科
メボソムシクイ 目細虫食 Arctic Warbler Phylloscopus xanthodryas  
全長約13cm 北部九州では主に旅鳥・春は5月の連休前後が多い。
生息場所:夏季に本州や四国等の亜高山で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。 春秋の渡りの時期には平地でも見られる。 習性:木の枝先で昆虫類、クモ類、虫の卵などを食べる。 声:地鳴き:「ジッジッ」、さえずり:「ジョリジョリジョリ」 出典:図鑑等へ

■雌雄 同色
説明の写真
「ジッジッ」と薮で地鳴き
ひょこり低い枝に出てきたところです。
・三列と初列風切の長さが同じである事が分かる。
・眉斑と過眼線の特徴が分かりやすい。

山口県 2006.9
SWAROVSKI STS80HD (20-60zoom) + SONY DSC-W1

■夏冬 同色
■亜種(国内) なし(日本鳥類目録第7版により亜種が種へと独立した)

■特徴など
説明の写真
後ろ姿

上と同じ個体
ムシクイ類はさえずらなければ識別は難しい。 上の説明のようにわずかな手がかりで判定しました。
ムシクイ類の中ではセンダイムシクイと並んで見られやすい。

山口県 2006.9
説明の写真
前姿

上と同じ個体

山口県 2006.9
説明の写真
間近で

見られました。
「ジョリジョリジョリ」とさえずっていました。
・特徴のくちばし先端の暗色部が良く写っています。

対馬 2007.5
説明の写真
虫食い

虫を食っています。

(注意)これは季節柄オオムシクイかも知れません。

長崎県 2009.5下旬
説明の写真
鳴いてなかったけど

頭央線が見えなく、くちばし先端が暗色なので、メボソムシクイのようです。

長崎県 2006.9
説明の写真
鳴いていない鳥。

1.頭と背の色彩にコントラストがあまり感じられない
2.くちばしが長く、下くちばし先端が暗色
3.足の色、特に向かって右側が暗褐色
4.首が太く頭全体がやや長めに見える
以上のことからメボソムシクイかな。


下関市 2004.5
KOWA TSN-664 (30*W) + Nikon COOLPIX4300
 <旧亜種の説明>
旧 亜種名 新 種名 学名  さえずり
旧亜種メボソムシクイ メボソムシクイ P. xanthodryas   「ジョリジョリジョリ」
旧亜種コメボソムシクイ オオムシクイ. P. examinandus   「ジジロ ジジロ」
旧亜種名なし(欧州〜ロシア〜北米の種) コムシクイ. P. borealis   「ジィジィリリリ」
  ※独立種となったのは、DNAと声紋から。
  .
 <参考> ムシクイ主要4種リンクと声、特徴
オオムシクイ 囀:「ジジロ ジジロ」、地:「ジジッ」「ジッ」 メボソに似るが、下面がやや淡い。実際は声が頼り。
メボソムシクイ 囀:「ジョリジョリジョリ」、地:「ジィッ」「ジユッ」 嘴の先端が暗色
センダイムシクイ . 囀:「チヨチヨ ピー」と鋭い声、地:「ツィ、ツィ」「フイッ、フイッ」 頭央線、下嘴が明るい
エゾムシクイ 囀:「ヒッツッキー」、地:「ピッ、ピッ」と大きな声 頭と背が2色

 その他ムシクイ
チフチャフ 囀:「チフチャフチャフ」、地:「ヒーッ、ヒーッ、ヒーッ」 嘴が細長く黒い。脚が細長く黒い。
ムジセッカ 囀::「チュビチュビチュビ」、地:鳴き:「トゥァ トゥァ」ウグイスより弱く乾いた声 ウグイスに似るが、ウグイスより尾が短い。
カラフトムシクイ . 囀::「チュイチリチュリリXXX」高く長く複雑な泣き声、地:「チュイ」 頭央に黄色の線、腰が黄色、何よりも声が聞きなれない声
キマユシクイ 囀::「チチィーチィーチィー」と尻上がり、地::「チューイ」という尻上がり 翼に2本のはっきりした淡色線、眉はあまり黄色くない

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